【A-5】1級面接お手本編 ロールプレイ&解説動画セット(第11回・Aさん・2023年1月26日実施分)のレビュー

今回のお手本動画を通じて、八坂先生の事例指導における思考の深さと関わり方の構成を垣間見た気がする。41分~では、ロジックが複雑で、面談中に同様の対応をすることは現時点では難しいと感じた。しかし、面談全体の流れや、一つひとつの応答に込められた意図を理解するという意味では、大変学びの多い内容であった。あと、先生でも前半のようなことがあるのかと、驚きと安堵(?)を感じた。
37分~の「話を止めて深める」関わりでは、事例相談者の主訴(分かってほしいこと)や悩みの中核と、SV視点の問題が明確にリンクした瞬間を見極め、本人の同意を得た上で、深めていくポイントが示されていた。他のお手本動画では「指導テーマに飛びつかず、他の悩みと同等に扱うこと」を強調されてきたため、その違いを理解するのに時間がかかったが、事例相談者の受け止めやすさやテーマのリンク度合いを基準に判断するという視点には納得がいった。
また、「指導の場」について伝える意味の理解が深まった。振り返ることの大切さを伝えて成長を促す意図だと思っていたが、安全で安心な場を意図的に作り、「話してもよい」というサインを送ることでもあった。ありのままを語れる場が整うことで、事例相談者が「もう少し本音を話してみよう」と感じられるような呼び水になることを狙っている点が印象的であった。
承認の在り方についても大きな学びがあった。これまで私は承認を一度入れれば十分だと捉えていたが、相談者の姿勢や努力、配慮に誠実さを感じた場面では、何度も承認や受容を重ねてもよい。それが事例相談者に実感として伝わることで、指導の意味がより強まり、「正の強化」につながる。
さらに、ユーモアの効果。絶対必須ではないが、あった方がいいなと思った。関西人が羨ましい。指導場面は硬くなりがちで、過度に硬くならない工夫は、指導場面における緊張を和らげる助けになる。以前の振り返りメールでも触れられていたことだが、いまだに身につけられていないと感じる。
私は、言葉や態度で安全・安心な場をつくるので精一杯である。自分自身、初めてスーパービジョンを受けた際の緊張を思い出しながら、ジョーク以外も含め、相手を和ませる関わり方を今後模索していきたい。
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レビューありがとうございます。そうですね、いろんな技術・関わり方がある中でも一貫していたのは「指導を受ける側の受け取りやすさ」への配慮の部分なんです。それが繰り返しの承認だったり、ユーモアだったり、いろんな形で表れている事例だったかと思います。お手本編と言っても「全部このとおりにしてください」ということではなくて、一番大事な根底のところ、「目の前の人を第一にした関わりとは?」の部分を受け止めてくださったのだと思っています。ありがとうございます。
